こちらの相談コーナーは「KOKOROZEN」で以前受付をしていた人生コーナーからの転載です。
3相談者「職場(介護施設)の悩み」男性 40歳
私は、老人ホームに勤めています。経営難、人手不足という問題があります。入居者側は高齢化にともない、介護を必要としている方が増え続けています。ところが、所属長も職員もこの状況を改善しようとする意思さえありません。この無理な状況の改善を訴えていた自分だけが、浮いた存在となってしまいました。
先が見えない状況ですが、私は会社、職員、入居者、そして、自分自身が望ましい方向へ進んで行ける、そんな開運を望んでいます。
回答
改善すれば入居者へのケアが充実します。職員の側としても働きやすくなり、結局は、会社自体が良くなるのです。だったら、なぜ提案さえしない? やる気がないのでしょうか。向上心がないのでしょうか。思いやりの気持ちがないのでしょうか。多分、そうではないと思います。職場の人たちも、思いやりややさしさを備えていると思います。 しかしながら、往々にして、一般的にこういう対応は見受けられるのです。なるべく現状のままで、あたらず触らず。問題のない、もめ事もない、平穏を望むのです。新しい局面作りとなれば、色々と考え出す必要があります。自分をも変える必要があります。リスクもともないます。だったら、今のままでいい、と。ですから、職場の人は動かないのです。 しかし、このまま行けば、会社自体が経営難ですから行き詰まります。 最悪、職場を失いかねません。皆さんが改善を訴えても遅すぎるのです。 そこで、助言いたします。変わろうとしない人達へ、その重い腰を上げてもらうためには、その思い込みから解き放たれてもらう必要があります。 変わることは、面倒なことでもなんでもなく、いさかいでもなく、成長である、と。筍が窮屈な皮を脱ぎ捨てて、のびてゆくようなもの。のびようとするプラスの働きだ、と。これを言葉で伝えるのではなく、この思いをあなたが保持し、自分の響きとして放ちながら、職場で発していくのです。職場の雰囲気を作っていくということになりましょう。そして、時に触れ、折に触れ、具体的提案も出していくのです。 お釈迦様は、あなたのように仕事を持っている人に、天上界を目指す御指導をされました。神々の世界を目指しなさい、と。それが物心ともに、恵まれる道です、と。 私も、体験的に申し上げて、まったく同じ事を申し上げます。天上界を目指しなさい、と。天上界は、自己否定も他者否定もない響きであり、善なる思いが、思ったら思ったとおりに現象化する世界です。素晴らしいと思いませんか。ここに立つのです。ここから、テレパシーを発し続けるわけです。それが職場の雰囲気作りです。少なくとも、職場の人たちの目からは、なんとなくあなたが、明るく魅力的に見えてくるはずです。 このようにして、無理なく、活性化していったらよいのです。この善行にもかかわらず、万一、会社が行き詰るようになったとしても、あなたには、次に繋がる新しい縁というのが与えられます。先々を不安に思うことはありません。 ですから、毎日を安心して、精一杯仕事に励んだら良いのです。 あなたなら出来ますよ。 sato jiko